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リウの日記

○月×日 晴れ

今日もミヤはいらした。
リウにプレゼントを持ってきたのだ、と私に青いリボンのついたくまのぬいぐるみを持ってきた。
彼は私をいくつだとお思いなのかしら。
私はもう14だというのに。
でも、嬉しかった。
彼からのプレゼントはみんな、宝物。

けれど、私にも、ネックレスや、イヤリングを贈ってくれないかしら。
あの、果物屋の娘に渡していたようなものを。
きれいだよ、と言いながら、渡してくれないかしら。

○月×日 雨

雨だったので、果物屋がお屋敷まで、リンゴを持ってきていた。

そこで、みてしまった。

果物屋の娘に、ミヤがキスをしていたのを。

ショックだった。彼はあんなに私に向かって「愛しています」と仰っていたのに。
私にはキスはなかった。

所詮策略結婚。そこに愛が無くて当然なのに。すごく悲しかった。
私はそれほどに、彼を愛していたから。

○月×日 くもり

正式に婚約の日取りが決まった。
彼は笑えていなかった。
私は果物屋に「もうここにはこないでちょうだい」と告げた。
私から彼を取る人は、みんないなくなればいい。

○月×日 雨

ミヤは今日もおでかけ。
私もついていきたいと言ったけれど、
ミヤは笑顔で制して、行かせてくれなかった。
こっそりついて行ったら、そこにはあの果物屋の娘がいた。
ああ、なんだ、やっぱり、私は…。
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[ 2013/11/11 00:22 ] 小説 針野家 | TB(0) | CM(0)

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