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「さくら」【×××】

(みつけた!)
男性にしては珍しい後に束ねた長髪。カーディガンを伸ばして指先しか出ていない手。そして、気怠そうに歩いている後ろ姿は間違いなく彼のもので。

「咲良!」
「な、に…うわっ」
勢いよく飛びつくと、彼はバランスを崩した。廊下に二人して転ぶ。
「ふっふっふ!びっくりした?」
「どけ。」
咲良にくっついていた私は、迷惑そうな顔をした咲良に押しのけられてしまった。そのまま咲良はスタスタと歩いていってしまった。
「はあ、やっぱり嫌われてんのかな」
一人つぶやくと、友達が駆け寄ってきた。
「ちょ、大丈夫?」
「うん、平気、平気ー」
「ねぇ、もうあの人に関わるの、やめなよ…」
「んー…」
友達はそう言ったけど、彼の様子はどうにも気にかかるものがある。まるで、捨てられて大きくなった犬みたいな。人に対する警戒を解こうとしない。
そんなこといったら、
「犬ぅ!?あいつが!?そんな可愛いもんじゃないっしょ!」
って笑われるんだろうな。

いつか、お話できたら、なあ……
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[ 2014/02/11 23:45 ] 小説 針野家 | TB(0) | CM(0)

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